英語を勉強しているものにとって、せっかく覚えた基本文や単語が、
すぐに忘れてしまうことほど、効率の悪いことはありません。
何度も復習できると良いのですが、何分覚える対象があまりにも多
いので、適度なタイミングで3~4回復習する程度で、しっかりと
記憶に残るようになって欲しいものです。
それでは、
「どのようなやり方で学習するのが、記憶の定着率が一番良いので
しょうか?」
■エドガー・デールの法則ただ読んだり聞くだけというのはとても定着率が悪く、人に教える
ようなやり方をすると、そのほとんどが記憶に残り定着するという
レポートがありました。
エドガー・デールの法則というもので、
1)読むだけ 10%
2)聞くだけ 20%
3)見るだけ 30%
4)見る+聞く 50%
5)言うだけ 70%
6)言う+体験 90%
ということのようです。

「読むだけ」、「聞くだけ」、あるいは「見るだけ」というような、
受動的な態度で学習をしても、結局は半分くらいしか頭に入らないと
いうことです。
一方で、「言う」か「書く」で70%が記憶に残り、「言う+体験」
つまり「人に教える」となれば、90%まで自分の中に残るものだと
いうことなのです。
数字はズバリその値であるというわけではないかも知れませんが、
それぞれのやり方における定着率の差を、平均的に表していると
思います。
ここで「言う+体験」は「教える」であると書きましたが、もう一つ
の形を言うと、まさに「実際に試す」ということを示しています。
■実践こそ定着率がNo1英会話学校やオンライン英会話などで、直接ネイティブの人達を相手
に、勉強して覚えたことを試すことが一番定着させられるやり方であ
るということです。
もしも相手が見つけられないのならば、どうにかして都合の良い相手
を確保してやるのが良い・・ということになります。
オンライン英会話がすぐにできないとか、話せる人や場所が周りに見
当たらないというのであれば、
1)犬や猫、あるいは観葉植物などを相手に見立て、語りかける練習を
する。(この場合相手は質問や返答をしてくれないため)
2)CDプレーヤーやPCを使って、問いかけてくる仕組みを作る。
3)目を閉じて強くその場面を思い描きながら、声を出して擬似体験し
ながら練習する。
というやり方をするのが良いですね。
理論を知ってもそれを行動につなげないと、何も成果は出ませんので、
ときどきアイデアを出して学習のやり方を工夫したり、気分を変えて
行うということが継続力のアップにつながります。
わたしはオンライン英会話でフィリピンの講師の方と、週2回会話し
ながら学習しています。そこで「言う」と「体験」の部分を実践し、
楽しく定着を図っています。
ただやみくもにフリートーキングをするのではなく、毎回意識して使
えるようになりたいと思っているいくつかの基本文を、何度も相手を
代えて繰り返し練習し、少しずつ表現の幅を広げていくよう取り組ん
でいます。
- 関連記事
-
スポンサードリンク