「簡単に話す」にもいろいろなポイントとやり方があります。
今回は感情を表現する際の、簡単に話すポイントについて考えてみまし
た。
日本語で感情をい表すときに微妙にニュアンスが違う見方を使い分ける
ケースがあります。
その一つの例が「楽しい」と「うれしい」です。
何となく似ている感情ですが、厳密に言うとやはり微妙に違う感情を表
しているように感じます。
しかし、これを英語で言おうとした場合には、どうなるでしょうか。
■「楽しい」とはまず「楽しい」ですが、どのように言いますか ?
「
pleasant」ですか ? それとも「
enjoyable」ですか ?
それとも「
fun」、あるいは「
joyful」でしょうか ?
このように英語にも似たような感情をあらわす単語がたくさんあります。
これらを正しく上手に使い分けようとすると、いろいろと迷うことが多
くなり、シンプルに話すことができなくなってしまいます。
■「うれしい」とは一方、「うれしい」の方はいかがでしょうか ?
「
joyful」ですか、それとも「
pleased」、あるいは「
lovely」でしょ
うか。
こちらもいろいろと微妙なニュアンスの違う単語が思い浮かんでしまい、
より適切な単語を選んで話そうとすると、シンプルに話すことができな
くなってしまいます。
このような微妙なニュアンスをやたらと気にしての会話は、話すことを
むずかしくしてしまい、会話することが楽しくなくなってしまいます。
過度なニュアンスを気にした使い分けは、もっとレベルが上がるまで
しばらくおあずけにしてしまいましょう。
大切なのは「話すこと」。とにかく表現できることが第一なのですから。
■二つの感情を代表する単語「楽しい」と「うれしい」の感情をシンプルに代表する一つの単語が
あります。それは「
happy」です。
どちらの感情も、一つの単語の「
happy」で表すことができます。
デートが「楽しい」ときも
I'm happy.プレゼントをもらって「うれしい」ときも
I'm happy.これで十分なのです。
この感覚が大事ですよね!
■次の例それでは次の例はどうなるでしょうか。
先ほどのことを頭において考えてみましょう。
「そんなに人生は甘くないよ」
Life is not .....
「甘くない」ってどう言いますか?
まさか「
sweet」ではないですよね。(冗談です)
ここでは「甘くない」を「簡単ではない」と考えるところがポイントで
す。日本語の表現を、いつもそのまま英語に訳して話そうとすると、考
え込むことになってしまいます。
日本語訳にこだわらず、その
感情に意識を向けて、より簡単な単語を素早く引き出すことが大切です。
1つの単語は1つの意味だけであると考えずに、1つの単語は似たよう
な意味を含めた1つの意味のグループを表す単語なのであると、考える
と良いかもしれません。
- 関連記事
-
スポンサードリンク