もう3年以上オンライン英会話レッスンをやってきて、一つわかったこ
とがあります。
何かと言うと、日常会話は
「シンプルな文でやり取りしていることが多い」
と言うことです。
そのおかげで、難解なことを考えずに話すことができるため、詰まるこ
とも少なくなり、会話のリズムも良くなります。
シンプルな文なので相手にもわかり易く、言いたいことがしっかり伝わ
るようにもなります。
ん
また、言いたいポイントがいくつかある場合は、ポイントが一つのシン
プルな文を、接続詞でうまく繋いで複数の文で話すことにより、それら
複数のポイントを伝えれば良いと考えています。
これが初級者の目指すべき、一つの会話のやり方ではないかと考えてい
ます。
■実際のレッスンでフリートークをしているときに、頭の中で素早く文を組み立てながら話
そうとするのですが、言いたいことが複数あると、つい長文になってし
まい、途中でまとまらなくなるときがあります。
その結果、会話に長い間をあけてしまい、せっかくできた会話のリズム
を台無しにしてしまいます。
こういうときにこそ話し方に対する発想を変えて、言いたいことを一つ
ずつ、順に話していくようにするのが良いですね。
一つ具体的な例を上げてみますと、
「部屋の中にあるスーツケースは私のものです。ぐ」
と言おうとするとします。
「スーツケースは私のもの」「部屋の中にある」
という2つのポイントがあります。
普通であれば、
The suitcase which (that)
is in the room is mine.として、関係代名詞を使って話すようにすると思います。
その場合、文を作りながら関係代名詞文を作るためのルールを同時に頭
の中に思い浮かべ、チェックしながら作文しているのではないでしょう
か。
この文はかなり簡単ですが、複雑な形になるものも多数あり、慣れてい
ない初級レベルにとっては負担となり、会話が滞ったり行き詰まったり
んする原因となります。
■対策についてこの対策の一つとしては、
「一遍に2つのポイントを言わない。2回に分けて言う」
だと思います。
先ほどの文を 2回に分けて言うと、
1)
The suitcase is mine. 2)
It is in the room.となります。
通常はこの二つの文を適当な接続詞でつないで、すらすらと流れるよう
に話せばよいのです。
The suitcase is mine and it is in the room.ここでは「
and」が最適というわけではありませんが、無難に接続でき
るものなので「
and」を使いました。
イメージとしては、
「シンプル文
and シンプル文
then シンプル文
so シンプル文 ・・・」
となります。
まずしばらくはシンプルな文で話すことにこだわり、次々とテンポよく
話し続ける練習をしてみてはどうでしょうか。
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