スラッシュリーディングというのを知っているでしょうか?
スラッシュは読んだ字の通り「/」の意味です。
そしてまたリーディングも読んだ通りで、「英文を読むこと」です。
何を言いたいかというと、わたしは長い間、英文の意味のあるかたまりごと
に「/」の線を入れて、前から順番にその意味を理解するようにしてきまし
た。
「/」で区切られた単位で素早く意味を理解し、そして終わったら次のブロ
ックの意味を解釈していきます。
「/」の区切りごとに前から後ろに進んでいきますが、後ろから「/」を越
えて前に決してあと戻りはしません。
■スラッシュリーディングの効果このやり方を長い間やっていたら、読む速度がすごく速くなったように思い
ます。
スラッシュリーディングを行うことによって、意味の区切りが掴めなかった
りして何度も読み返すことがなくなったからです。
いつも無意識に構文を意識し、意味のかたまりごとの単位で読み取り、その
終わりにスラッシュを入れながら、英語の語順で理解していくようにしてい
ます。
このやり方をするようになって、頭が混乱することも少なくなりました。
簡単な例を上げてみます。
・That is the girl whose mother is a famous actress. あれは母親が有名な女優である少女です。
となるのを、
・That is the girl /
whose mother is a famous actress. あれは少女です / (彼女の)母親が有名な女優である。
と間にスラッシュを入れて、二つの意味のブロックとして、語順どおりに
理解していくわけです。
■例を上げるともう一つ例を上げてみまます。
・It is very difficult for me to remember people's names. 人の名前を覚えるのは、僕にとってとてもむずかしい。
という文があります。
通常、その日本語訳のように組み立てると、
1)人の名前を覚えるのは →
to remember people's names2)僕にとって →
for me3)とてもむずかしい →
It is very difficultという順番になり、最初に後ろ側を訳してから前側に戻ってきます。
・to remember people's names → for me → It is very difficultという順で処理すること(後戻りするやり方)になるのが、リスニング
力上達のブレーキになっているのです。
この順番で理解しようとすると、何度もあと戻りするような処理手順と
なり、相手の話すスピードについていくことができなくなります。
あと戻りをしていたら、置いてきぼりをくらう・・ということになるの
です。
スラッシュリーディングで、
・It is very difficult /
for me /
to remember people's names. それはとてもむずかしい / 僕にとって / 人の名前を覚えるのは、
と理解していきましょう。
■最後に最初は少し違和感がありますが、すぐに慣れていきますし、処理速度が
上がっていってるのに気づいたなら、もうあと戻りをする気持ちにはな
れなくなります。
さあスラッシュ「/」リーディングにトライして、あと戻りするクセを
乗り越えて、ワンステップ、レベルアップです!
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