会話でパニックになって頭が真っ白になったり、先にひと言だけ言って
からそのあとが続かなくなったり、会話がうまくできない原因はいくつ
かあります。
単語やフレーズを知らないというのは別として、次の3つが日本人がう
まく会話ができないことの原因になっているようです。
■原因1:場所、人、時を表す名詞などを先に言ってしまうため、そのあとに続く
表現が出てこない。
適切な「言い出し」をすればスムーズにそのあとの表現が続くのですが、
不適当な語を思わず口走ってしまうため、次が途絶えてしまうのです。
⇒言いたいことにマッチした「言い出し」、つまり構文を素早く選択で
きたなら、次の表現はスムーズに追加でき、うまく話せるようになる
ということ。
■原因2:「I think …, but …」のような表現を、何度も何度も繰り返してしま
う。
これは自分で使える表現が、とても少ないからです。
英語では同じ意味のことを言う場合、いくつも違う言い方があります。
またあえてニュアンスを変えて言うために、表現を選んで使うというこ
とも、多々あります。
⇒自分の使える手持ちの表現が少ないので、使えるパターンを増やすこ
とと、やはり適切な「言い出し」を素早く言えるようになることです。
■原因3:「Yes」と「No」がはっきりと言えない。
この原因は、多くの場合リスニング力が弱いため、聞き取った内容に自
信がないため、ハッキリと言えないのです。
⇒これは英語ニュースを聞いたり、DVDの映画を注意して聞き取るよ
うな訓練をして、リスニング力を伸ばす必要があります。
ボキャブラリを増やして自分で言える単語やフレーズが増えていくと、
それに比例してリスニング力は伸びていくでしょう。
■まとめまずはここで言いたいことは、会話をスムーズに話せるようになるため
には、その「言い出し」がとても大事だということ。
それをスムーズに出せるようになると、リラックスして話す余裕が出て
くるので、会話力がついてくるということです。
例:英語では、重要なことを先に言います。英語と日本語では語順が逆にな
るんですね。
あした雨が降る → かも知れない --------- ①
→ でしょう ------------- ②
→ ことはないですよ ----- ③
①
It may →
rain tomorrow②
It will → 〃
③
It cannot be → 〃
このように、会話表現のニュアンスは、「最初の数語」で決まってしま
うことが多く、スムーズな会話への重要な鍵を握っているということで
す。
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