例えば「あいさつ」の文を結びつけるイメージマップは、わたしの場合は
自宅の玄関をイメージして作りました。
割り付ける文:1)あいさつ 1.あいさつ-やあ、元気? Hello. How are you?
-あまり調子良くない Not so good.
2.天気---いい天気ですね It's a beautiful day, isn't it?
-本当にそうですね Yes, it sure is.
3.知人---ここで何してるの? What are you doing here?
-買い物しているの I'm just doing some shopping.
4. ・
5. ・
イメージマップ(自宅の玄関)とポイント
1:玄関の扉 → 2:傘立て → 3:玄関内のたたき(床)→
4:下駄箱の扉 → 5:下駄箱の上 → 7:上がり口 → 8:・・・
割りつけ方の例:1:玄関の扉
・イメージ:お客さんが訪ねてきて、玄関の扉の前で「あいさつ」して
いるところをイメージして(次の文を話す)
・会話文 :Hello. How are you? Not so good.
2:傘立て
・イメージ:傘立てを見て今日はいらないと考えながら、「天気」のこ
とを話しているところをイメージして( 〃 )
・会話文 :It's a beautiful day, isn't it? Yes, it sure is.
3:玄関内のたたき(床)
・イメージ:玄関の中に立っている「知人」を見て、質問をしていると
ころをイメージして( 〃 )
・会話文 :What are you doing here? I'm just doing some shopping.
以下、同様に割り付けていきます。
4:下駄箱の扉
5:下駄箱の上
6:壁の絵
7:上がり口
・
・
玄関内外のイラストのキーポイントへ、基本文が順に貼り付けられている
イメージです。
繰り返しますが、頭の中でイメージマップを作り、そしてそれぞれのポイ
ントに、対応する文を結び付けていきます。
一連の作業は少し面倒ですが、しっかりと覚え、あとで素早く引き出せて、
そして忘れないようにするためですので、ここはいつも時間をかけて根気
よくやるようにしています。
実はこの作業をやっているときに、整理されたツリー構造やイメージマッ
プ、各ポイントに結び付けた文章などが、かなり頭の中に入ってしまいま
す。
少し復習するだけで、短時間で覚えることができます。
この整理作業そのものが、記憶作業にもなっているというわけですね。
このようにツリーにしてからイメージマップにし、キーポイントにリンク
させると、ものすごく記憶作業がやり易く、且つ強い記憶になります。
思い出す際は、1.「全体マップからグループを選択」
2.「グループのイメージマップを想像」
3.「キーワード(ポイント)を意識」
4.「その番号に対応する基本文を引き出す」
という手順になります。
繰返し練習することで、グループのイメージマップとキーポイントを即座
に意識し、素早く対応する文を引き出して発声することができるようにな
ります。
CD(またはmp3)を使って練習するときは、1.CDの日本語を聞いたらイメージマップとキーポイント(番号)を想像
2.英語音声を聞いたらそれをキーポイントにリンクさせながら、リピー
ディング実施
というように、常にグループのイメージマップとキーポイントを意識しな
がら、何度も何度も繰返し練習をします。
それができるようになれば、あとは発声している途中で、動詞や目的語を
瞬間的に別のものに入れ替えて話す練習をするようにしていきます。
面倒ですが、必ずあとで「急がば回れ!」だね、と思うことでしょう。
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